日本ですし詰めの電車に揺られて通勤に1・2時間なんて生活をしていると、ふとアーリーリタイアでもして海外でのんびり生活したいと感じることがしばしばあります。ただ、お金も無いし、現実的じゃないので諦める、の繰り返しで庶民には中々手が届きません。
子供教育費、住宅ローン、老後の生活費・・・いやだぁー!
そんななか、ふとテレビを見てみるとマレーシアが今海外移住先で人気だとか。以前にもマレーシア移住は一時期ブームだったようですが、昨今の急激な近代化により、更に住みやすくなっているんだそう。実際の所はどんなもんなんでしょう?
一定金額の預貯金と年金などの定期収入があれば10年間は比較的簡単に住める。
マレーシアが移住先として人気の理由は、何も住環境がただ良いからというものではありません。その秘密は移住(ロングステイ)のしやすさにあります。
マレーシアにはマレーシア・マイ・セカンド・ホーム(通称MM2H)というロングステイ制度があり、移住に対するハードルが比較的低いことが有名です。
どこが簡単なんだ!?と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お隣のシンガポールの場合は・・・
ね。簡単でしょ?(というよりもシンガポールの難度が高すぎる気がするんですが。)
このような感じでマレーシアの方が一般ピーポーにとっては、まだ手が届く範囲なのです。しかも最高20年く暮らせますから、長期滞在としては十分でしょう。
赤道に近い常夏の国。服装はカジュアルシャツとサンダルでOK
実際に住むとなったら、気候や住環境は気になると思います。マレーシアは赤道近くの国ですので、年間を通じて30度前後の気温を保っています。暖かい気候を好む私みたいな人(しかも厚着が大嫌い)には良いかもしれませんが、日光を気にする女性や冬が好きな人には少し辛いかもしれません。
海外における住環境としては、マレーシアは治安が安定している方と言われていますが、実際の数字としては、どうなのでしょう。2010年の統計では下のようになっています。
人口当たりの発生件数では、殺人件数は日本の2.1倍、強盗件数は24.4倍となっています・・・てっあれ?本当に治安いいのこれ。強盗めちゃくちゃ多いですど?
比較のために、例えばOECDの統計では韓国の殺人件数は日本の5倍、強盗発生件数は日本の3倍となっています。そう考えると、確かにまぁ・・・殺人事件の発生件数は少ないようです。うん。そう意味では治安イイデスネ。
衛生環境はOK。インフラの整っている都市部では水道水も飲めるOK
実際に移住している日本人は、本当にそのまま飲んでいる人はあまりいません。それぐらい綺麗ってことです。あしからず。
衛生環境は、整っている方です。多くの病院では、英語を話せる医師が多いため、外国人にとっては安心できる国でしょう。近年クアラルンプールなどでは、移住してくる日本人向けに日本語を話せるスタッフを配置している病院も増えているようで、よりの日本人にとっては住みやすい地域となっています。
主食はお米。日本人には普段から慣れ親しんでいるインド料理や中華料理もOK
居を長く構えるなら食が合わないと、ただ苦痛でしかありません。マレーシアはご存知の通り、マレー系や中国、インド系の民族が混じる多民族国家。料理もそれぞれの国にルーツを持つものが沢山あり、中国料理やインド料理のほか、マレー料理やニャニャ料理があり、4大グルメと言われています。
マレー料理としては以下のようなものがあり、タイ料理好きにの方にはとっつきやすいでしょう。ちなみに、ニャニャ料理とはこのマレー料理と中華料理の混合のようなものです。
出所:マレーシア政府観光局
海外移住を考えるにあたり重要となるポイントをざっと見てみましたが、確かに私なら問題なく住めそうな気がします。(ええもちろん所得要件は満たしていませんよ。ええ。)
色々調べてみましたが、確かに宝くじとか当たったら海外移住を考える先の一つにはなりますね。1位になるのもなんとなく理解できます。
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