夏休みは友達と海水浴に行ったり、気になるあの子と花火に誘ったり、おじいちゃんおばあちゃん家に帰省したりと、休みと言えども子供たちにとっては忙しい期間です。(私の場合は年を取るにつれて、外に出るのが億劫になって段々と夏休みでもどこにも出かけなくなってしまいましたが。)
子供時代を過ごしてきた誰もが抱える夏の悩みがそう夏休みの宿題。結構な確率で夏休み最後の1週間はこうなっている子供多いと思います。
今の大人にとっては”ある意味”良くも悪くも夏の風物詩となっているこの悩みを今宿題代行で済ませる子供が増えています。
作文1枚2,500円、算数・漢字ドリル6,000円、ポスター制作18,000円から
宿題代行業者探してみると結構やっている所、多いようです。簡単に探してみただけでも、
・宿題くん
うじゃうじゃと沢山出てきます。「そんなもん頼む人おるんかいな。暇な奴がやってるだけやろ」と高を括っていましたが、私が間違っておりました。
そんなに需要があるとは思いませんでした・・・
明確に料金を開示している宿題代行屋Qを参考に依頼料金を確認すると、小学生用で
・漢字、算数ドリル : 7,000円
・ポスターイラスト制作 : 18,000円
・作文 : 400文字原稿用紙1枚で2,500円
結構ええ商売してます。2番目に挙げているジーニアスアシストなんて普通に株式会社の法人格ですから、それでビジネスが十分に成り立っているということでしょうかね。
子供には塾に集中させたい、受験勉強で忙しくて学校の勉強なんてやってられない
業者の数の多さは需要の多さに比例します。つまり、それだけ宿題代行を依頼する人が多いということです。一体どういった人が依頼しているんでしょうか。
そもそもの話、一般的な親の視点に立った時、夏休みの宿題はそれまでの勉強の復習といった面のほかに、
・定番の自由研究、読書感想文を通して子供の独創性、感受性を育む
・夏休みという限られた期間の間に膨大な宿題をこなす、スケジュール感覚の醸成
といった側面もあると思います。だからこそ、昔の親御さんはそういった点も理解した上で、一生懸命子供に夏休みの宿題をやらせていたのではないでしょうか。
しかし、昨今は少子高齢化、教育環境の高度化に伴い、親が子供一人当たりにかける教育費が増加、多くの子供が学校の他に塾に通うようになっています。そうした環境下では、
・学校のレベルの低い勉強は無駄
・受験勉強やらなきゃいけないから夏休みの宿題をやる時間がない
といった状況になるんでしょうね。元々塾に子供を小学生の早い時期から通わせるような”意識の高い親”からしたら、塾の勉強に集中してくれるんなら代行料なんてちょちょいのちょいなんでしょう。
資本に富む人たちにとってはまあ合理的な選択ですから、個人的には無くはないって感じです。ただ、こういうことを繰り返して子供が「金でなんでも解決できる」と思うようにならなきゃいいですけどね。
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